子どもの病気の症状と対処方法のお話

🟢 病気を起こす原因(ウイルスや菌など)が、人から人へと移る「うつり方」のことを「感染経路」と言います。それぞれのウイルスや菌で特徴があり、主に次の3つに分けられます。

   

🔵 どんなうつり方? 咳やくしゃみで飛んだウイルスを、近くにいる人が口や鼻から吸い込んで感染します。
🔵 例:・かぜ・インフルエンザ・新型コロナウイルス・RSウイルス・百日咳 など
🔴 対策:
 マスクの着用(咳やくしゃみが出るときは特に大切)
 人との距離を取る(できれば1〜2m)
 咳エチケット(口を腕やティッシュでおおう)
 換気をこまめに(閉めきった部屋に注意)

   
🔵 どんなうつり方? 手や物の表面についたウイルス・菌が、口や鼻などを通して体に入ることで感染します。
🔵 例:・かぜ症候群・胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルスなど)・とびひ、手足口病 など
🔴 対策:
 こまめな手洗い(特にトイレや外出後、食事の前後)
アルコールや次亜塩素酸などでの消毒  手洗いができにくい時にはアルコール消毒で代用できますが、ノロウイルスなどの感染ではアルコールの効果は限定的ですので、石けんで手洗いをしましょう。
 共用タオルは避ける(ペーパータオルや個別タオルに)
 おもちゃやドアノブの定期的な消毒


手洗い方法 動画へリンク

   

🔵 どんなうつり方? ウイルスが空気中を長く漂い、離れた場所にいる人にも感染します。
🔵 例:・はしか(麻しん)・水ぼうそう(水痘)・結核
🔴 対策:
 しっかりとした換気(窓を開ける、空気清浄機も活用)
 感染者とは別の部屋で過ごす
 必要に応じてマスク(空気感染は感染力が非常に強いため注意)


🟢 手洗い・消毒が基本です!
🟢 換気はすべての感染経路に有効です。
🟢 子どもが小さいうちは、保護者が予防の手本を見せましょう。
🟢 「どんな病気が、どんなうつり方をするか」を知ることで、無理なく、でもしっかりと感染対策ができます。
🟢 すべてを完璧に行うのは難しくても、日常の小さな積み重ねが、子どもを守る大きな力になります。

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