子どもの病気の症状と対処方法のお話

🟢 次の3つの症状を特徴とする、主に幼児から小学生の子どもに見られるアデノウイルス感染症(多くは3型ですが、4型、7型、また2型、11型など他の型による場合もみられます。)です。
🔵 発熱(39℃前後の高熱が3~5日続くことが多い)
🔵 のどの痛み(咽頭炎)
🔵 目の充血・目やに(結膜炎)
🟢 その他、食欲低下や倦怠感、頭痛や腹痛を伴うこともあります。
🟢 俗称で「プール熱」と呼ばれますが、近年ではプール利用による集団感染の報告はありません。
🟢 原因ウイルスの感染力が強く、日常生活でも飛沫感染や接触感染によって広がります

🟢 主な感染経路は飛沫感染や接触感染です。マスクによる飛沫対策、手洗いによる感染対策が重要です。特に、目やにが多い場合にはそこにウイルスがいますので、触らないように・触った手で他の所を触らないように注意しましょう。

       


🟢 アデノウイルスに特効薬はなく、抗生剤は無効で、ほとんどは自然に治ります
🟢 治療は症状を和らげる対症療法が中心になります。
🔵 水分補給をしっかり
経口補水液や麦茶などをこまめに飲ませましょう。
発熱時や汗をかいたときは特に意識して補給しましょう。
🔵 栄養のある食事をとる
無理に食べさせる必要はありません。食べられるものを少しずつ与えましょう。消化のよいおかゆ、うどん、スープなどが適しています。
🔵 十分な休養をとる
熱でつらそうなときは、解熱鎮痛剤の使用も有効です。
🔵 目の症状のケア
清潔なガーゼで拭き取りましょう

学校安全法では、第二種伝染病に位置づけられており、主要症状が消退した後2日を経過するまで出席停止とされている。ただし、病状により伝染の恐れがないと認められたときはこの限りではありません。

国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト 咽頭結膜熱(詳細版)

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