毎日暑い日が続きます。クールネックリングで対策をされているお子さんも見かけるようになりました。暑い時には少しでも体温が下げられる工夫をしていきましょう。
当クリニックに受診されたお子さま・保護者の方には、病気に関しての情報をなるべくわかりやすくお伝えしています。（いろいろと工夫しながらお伝えしてきていますが、分かりにくいと思われたときには、遠慮なくご質問くださいね。）
年少のお子さんでは、発熱・せき・鼻水など風邪症状で受診される方が多くいらっしゃいます。風邪症状はいろいろな病気で同じような症状を呈し、時には珍しい原因で風邪症状様の症状を呈することもありますので、お子さんの状況をよく観察し、丁寧に診察してそのような病気の可能性も念頭にいれながら診察しています。一方で、風邪症状の多くは感染症（病原体が体に入って症状を呈する病気）が原因で、その大部分はウイルス感染症です。乳児のワクチンが今ほど打たれていなかった時には、万が一の重症感染症の予防のために、、、と、風邪症状でも抗菌薬（＝抗生物質）が処方されることもありましたが、ウイルス感染症には抗菌薬は効果がありませんので、抗菌薬の適正使用の観点からは望ましいとは言えないと考えられるようになってきています。
当クリニックでは、浦和・武蔵浦和地区の感染流行状況を把握し、問診で園や学校ご家庭などの感染流行状況を伺ったり診察から感染症の原因を推定し、ウイルス感染症の可能性が高いと思われた方には、抗菌薬の適正使用に勤めています。詳細情報は下記からも参照できますので、時間があるときにご確認ください。
