
厳しい暑さが続いています。子どもは大人よりも体温調節が未熟で、
熱中症になりやすいため注意が必要です。
屋外だけでなく、室内や車内でも熱中症は起こります。
症状のサインや対処法、予防のポイントを確認しておきましょう。
子どもの熱中症の特徴
- 🟢熱中症は、暑さで体の中に熱がこもり、体温調節や水分・塩分のバランスが崩れることで発症します。
- 🟢子どもは大人より熱中症になりやすいため、早めの予防と対応が大切です。
- 🟢熱中症は「真夏の屋外」だけでなく、室内・車内・ベビーカー・体育館・急に暑くなった日でも起こります。
体温が上がりやすい
子どもは体が小さく、暑さの影響を受けやすいです。
自分で気づきにくい
「のどが渇いた」「気持ち悪い」をうまく伝えられないことがあります。
地面の熱を受けやすい
身長が低いため、アスファルトの照り返しを強く受けます。
夢中になると休まない
遊びや運動に集中して、水分補給や休憩を忘れることがあります。
熱中症の症状
軽い症状
顔が赤い、汗が多い、元気がない、めまい、立ちくらみ、足がつる
受診を考える症状
頭痛、吐き気、嘔吐、ぐったりしている、水分が飲めない、尿が少ない
救急要請が必要な症状
意識がおかしい、呼びかけへの反応が悪い、けいれん、高体温、まっすぐ歩けない

熱中症の対応
熱中症が疑われるときは、まず体を冷やしながら、無理をさせずに様子をみることが大切です。
- 涼しい場所へ移動エアコンの効いた室内、風通しのよい日陰へ。
- 衣服をゆるめる体にこもった熱を逃がします。
- 体を冷やす首、わきの下、太ももの付け根を冷やします。
- 飲めるなら水分補給少量ずつ、こまめに飲ませます。
- ひとりにしない一度よく見えても、後から悪化することがあります。
熱中症の予防と対策
💧 こまめな水分補給
のどが渇く前に飲む習慣をつけましょう。汗を多くかく日は塩分も意識します。
🏠 室内でもエアコン
室内でも熱中症は起こります。無理せずエアコンを使用しましょう。
🧢 帽子・日陰・休憩
外遊びでは、帽子を使い、短時間ごとに日陰や屋内で休みましょう。
🚗 車内に残さない
短時間でも車内は危険です。子どもを車内に残さないでください。
水分補給の仕方
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🟢
熱中症の予防では、こまめに水分をとることが大切です。ただし、いつも特別な飲み物が必要なわけではありません。
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🟢お子さんの様子に合わせて、飲み物を選びましょう。
| お子さんの様子 | 水分補給の目安 |
|---|---|
| 元気があり、食事も普段どおりとれている | 水や麦茶で十分なことがほとんどです |
| 外遊びや運動で、たくさん汗をかいた | 水分に加えて、塩分も少し意識しましょう |
| 食欲がなく、食事量が減っている | 経口補水液を少量ずつ飲ませるとよい場合があります |
| 軽い運動後で、元気はある | スポーツ飲料を補助的に使ってもよいでしょう |
| 吐いてしまう、飲めない、ぐったりしている | 家庭で様子を見すぎず、受診を考えてください |

🔵 経口補水液は「脱水が心配なとき」の飲み物です。
普段の水分補給は、水や麦茶で十分なことが多く、経口補水液を毎日飲ませる必要はありません。
🔵 スポーツ飲料は飲みやすい反面、糖分が多い製品もあります。
日常的に飲み続けるのではなく、汗をたくさんかいたときや運動後の補助として使いましょう。
熱中症警戒アラート
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熱中症警戒アラートが発表された日は、熱中症の危険がとても高くなっています。
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外遊びや運動は無理をせず、こまめな水分補給と涼しい場所での休憩を心がけましょう。
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🔴とくに乳幼児や体調のすぐれない子ども、睡眠不足の子どもは熱中症になりやすいため、いつも以上に注意が必要です。
よくある質問
Q. 熱があるのか、熱中症なのか分かりません。
A.
発熱を伴う感染症でも、熱中症でも、ぐったりすることがあります。
暑い環境にいた後に、頭痛・吐き気・大量の汗・元気がないなどがあれば熱中症も考えます。
判断に迷う場合は受診してください。
Q. 冷却シートだけで大丈夫ですか?
A.
冷却シートだけでは体の深部の熱を十分に下げられないことがあります。
涼しい場所に移動し、衣服をゆるめ、首・わきの下・足の付け根を冷やしましょう。
Q. 寝ている間も熱中症になりますか?
A.
なります。夜でも室温・湿度が高いと熱中症の危険があります。
暑い日はエアコンを適切に使い、寝る前や起床時の水分補給も意識しましょう。
Q. 登園・登校はいつからできますか?
A.
元気が戻り、食事や水分がとれ、普段通りに過ごせることが目安です。
ただし、重症だった場合や点滴・救急受診をした場合は、医師の指示に従ってください。
この記事は、小児科専門医の診療経験と医学的根拠に基づいて作成しています。
執筆
小児科専門医/キッズクリニック鴨居 院長/豊田彰史
監修
小児科専門医/キッズクリニックラムザタワー 院長/関島俊雄
最終更新:2026年7月

